3月、看護学校の卒業式がありました。私がとりあげた赤ちゃんが21年経って看護師になり、そのお母さんと3ショットの写真を撮ってきました。とても感激しました。頑張って素敵な看護師さんになってください。応援しています。

今月は、母乳生産量アップの3つのポイントを紹介します。

☆ポイント1 <赤ちゃんの吸う刺激>
吸う刺激が最も重要です。赤ちゃんが乳頭・乳輪に吸いつくたびに、その刺激が脳に伝わって母乳生産に拍車がかかります。昼夜問わずにこまめに赤ちゃんに吸わせて、母乳の生産量をアップさせましょう。

☆ポイント2 <食事・水分摂取>
授乳中に必要なカルシウム、亜鉛、鉄、葉酸などの栄養素を特に意識して、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。水分摂取も大切です。赤ちゃんにもよりますが、満腹中枢が形成される頃の1日の哺乳量は約1ℓ。水分をたくさんとったからといって、母乳がたくさん出るわけではありませんが、お母さんの健康のためにも積極的に水分摂取を。冷たい飲み物は体を冷やすので、温かい飲み物を飲みましょう。

☆ポイント3 <休養・睡眠>
疲れやストレスは、乳腺が詰まるなどのおっぱいトラブルを招くことがあります。赤ちゃんが眠ったら一緒に休養をとり、家族に家事や育児を助けてもらうなどして、自分の心と体を休めるようにしましょう。
2019年03月29日更新